自転車旅 常磐・太平洋岸北上編/③2026-5-19 湯本→相馬

千里川土手 Bike trip

常磐・太平洋岸北上編、3日目。 ロングライドの翌朝、脚は大丈夫だと思っていたがペダルを回すとやっぱり疲れている。身体の正直さに苦笑いしつつ、いわき市から相馬を目指す。

  • 走行距離: 117.6km
  • 獲得標高: 1,085m
  • 正味ライド時間:6h33m
  • 天候: 晴れ(最高27℃)
  • 風: 朝9時頃からフォロー(追い風)気味

七浜海道の快適ロードと、突然の恐竜

四海漁港から、全長53kmの「いわき七浜海道サイクルロード」に合流する。
「最初からここを走りたかったな」とちょっと後悔するほど快適な道だ。
弁天島を眺めれば、またしても海中に鳥居。
大洗とは違う神様だろうが、やはり海と鳥居の景色はいい。

📷 四海漁港から小名浜方面を望む。最初から走りたかった快適なサイクルロード。

📷 弁天島。海中の鳥居、本当に多いな。

ヒサの浜の表示板前でサイクルロードとはお別れ。
ここから内陸へ入る。 森の中から突如現れた恐竜の首にびっくり。
閉園している『海竜の里センター』だ。ここから今日一番の難所が始まった。

📷 ヒサの浜表示板前。サイクルロードとはここでお別れ。

📷 森の中から恐竜の首。海竜の里センターにて。

平均斜度4度、峠の頂点手前200mは12度という激坂。
貧脚にはたまらず、押し歩きで上る。
森の中は無風、アスファルトの輻射熱で大汗が止まらない。
坂を上りきると広野町。そこから一気に森が開け、アゲインスト(向かい風)の風が吹き抜ける。
「気持ちいい!」と叫びながら坂を下った。
この後も町の切り替わりごとに峠が連続し、じわじわと脚が削られていく。

福島の今、そして痛恨の落車

大熊町、そして双葉町へ。
いたるところが立ち入り禁止のまま、真新しい住宅が建ち並ぶ光景に胸が痛む。
さぞ悔しかったであろう。
ここから双葉町の表示板の向こう、海の側にはあの原発があるはずだが、姿は見えない。
エネルギー自給率の低い日本での原発の必要性を思いつつも、想定を怠った人災に誰も刑事責任を負わない現状に、複雑な思いが頭を巡る。

📷 大熊町。立ち入り禁止の中に建つ真新しい住宅。

海からすぐ近くの震災遺構、双葉町中野地区。
請戸小学校などの施設は火曜日休園で中に入れず残念だった。
広野町以降は暑さが厳しく、コンビニを見つけるたびにガリガリ君を補給する。
しかし、広野のセブンを最後に南相馬までコンビニはほぼ皆無。
早くお店が増えることを願うばかりだ。

📷 震災遺構が残る双葉町中野地区。海がすぐそこに近い。

南相馬に入る坂で、一瞬だけ海が見えた。
広野町以降、発電所と防潮堤に遮られて全く海が見えなかったので、この一瞬がたまらなく嬉しい。

📷 南相馬へ入る坂。広野町以降、ようやく拝めた一瞬の海。

しかし、喜びも束の間。国道6号の上りで痛恨の落車をしてしまう。
路面状態の悪さと、後ろから迫るトラックに気を取られ、完全な前方不注意。
路肩のポールに引っかかり、派手に転倒してしまった。疲れによる集中力低下が原因だろう。

体とバイクは無傷かと思いきや、リヤハンガーがやられていた。
幸い予備を携帯していたのでその場で交換し、事なきを得る。
予備品は仙台のGiantストアで調達しておこう。

📷 落車立て直し直後の一枚。リヤハンガーの予備があって本当に救われた。

振り返って

今宵の宿は、一度泊まってみたかった初のコンテナハウス。
廊下が広く自転車を部屋の前に置かせてもらえた。
部屋も予想より広く快適……なのだが、禁煙室なのに強烈なタバコ臭。
スタッフにクレームをつけるも「禁煙室です」と言いはる始末には呆れてしまった。

夜は気を取り直して、徒歩圏内のファミレスへ。
激坂に、原発跡地の景色、そして落車トラブル。最後はタバコ臭のオマケつきという波乱の3日目だったが、リヤハンガーの予備に救われ、旅を続けられることに感謝。
明日はいよいよゴール、相馬から仙台までの80kmライドだ。

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