(あいの里公園駅~石狩川河口)
距離: 46.1km
獲得標高: 62m
正味ライド時間: 2h17m
天候: 晴れ 24℃/27℃
風: 南東の風 4m(追い風)→ 7m(強い向かい風)
甘味への寄り道と、駆け抜ける北海道の季節
日本第3の長さを誇る大河、石狩川。
これまでほぼ源流近くからあいの里公園駅まで川に沿って繋いできたが、ここまで来たのならやはり海へ注ぐ「本当の終わり」を見届けておきたい。
折角なので、残りとなるあいの里公園駅から石狩川河口を目指すライドを決行することにした。
走り出してすぐ、当別町にある「ロイズタウン工場」へ少し寄り道。
1ヶ月前と比べて工場前のローズガーデンは少し勢いを落としていたが、代わりにひまわりや紫陽花が大輪の花を咲かせていた。
そういえば道東のライド中にはコスモスが咲き、赤トンボの姿も見かけた。
北海道の夏は短い。
まるで春・夏・秋が一度に駆け抜けていくかのような季節の移ろいを感じる。
夏休み中とあって朝から子供連れで賑わうロイズで、お目当ての濃厚なソフトクリームを食す。
相変わらずの美味さに舌鼓を打ち、幸先の良いスタートを切った。

📷 ロイズタウン工場の鮮やかなひまわり畑 季節の移ろい バラからひまわりへ。駆け抜ける北海道の夏を感じつつ寄り道

📷 夏休みの賑わいの中で味わう濃厚ソフトクリーム 至福の補給 朝から賑わうロイズで濃厚なソフトクリームを堪能
石狩川の濁りと、対照的な堤防道路
ロイズを後にし、石狩川の北岸の堤防道路へ。
南東からの追い風を背中に受け、良好な路面を滑るように快調にペダルを回す。
しばらく走ると当別町から石狩市へ突入。
河口近くに架かる大きな「石狩川河口大橋」に差し掛かり、橋の上から眼下の大河を眺めてふと考える。
石狩川は大雪湖以外に大きなダムを持たない。
層雲峡のあたりではあんなにも澄み切った清流だったはずが、この河口付近ではお世辞にも清流とは呼べない濁りを見せている。何故だろうか。
本流の多くが自然のままの河岸を保っているため土壌の流入が多いこと、支流に存在するダムや泥岩質・泥炭質土壌からの成分の溶け出し、さらには広大な農地からの農業用水の影響……さまざまな要素が絡み合い、この大河の「色」を作り出しているのだろう。
ただ走るだけでなく、川の営みに思いを巡らせるのもまた一興だ。
大橋を渡って南岸へと着地するが、南岸の堤防道路は未舗装。
やむなく路面状態のよろしくない一般道を迂回しながら、いよいよ目的の河口付近へと進んでいく。

📷 河口付近を雄大に流れる濁れる大河・石狩川 大河の考察 層雲峡の清流から一転。自然の営みと土壌が織りなす濁りに思いを馳せる
河口の風景と、試練の激風ランチ
ついに石狩川の河口付近へと到着。
左手には哀愁漂う石狩灯台、正面には雄大な暑寒別岳(しょかんべつだけ)、そして右手には滔々と流れる石狩川。
視界を開けば、ほんの少し先で大河が太平洋(日本海)へと静かに注ぎ込んでいた。

📷 石狩灯台と暑寒別岳を望む石狩川河口 終着点 源流から繋いだ輪跡が、ついに海へと注ぐ河口へと結実した
浜辺から小樽方面を望むと、霞む海の彼方に12基の洋上風力発電の風車が整然と並んでいるのが見えた。

📷 小樽方面の海上に並ぶ12基の洋上風力発電塔 海の風車 遠く霞む海上に整然と並ぶ風車群
無事に河口まで繋ぎ切った達成感に浸るのも束の間、帰路は13時を過ぎたあたりから強まった風が牙を剥き始める。
南東からの風は7mまで強まり、帰り道は逃げ場のない猛烈な「逆風」に抗って進む。
悲鳴をあげ、身体を伏せながら必死にペダルを漕ぎ進める。
行きで味方だった風が、帰りには容赦のない試練となって襲いかかるのもサイクリングの常だ。
満身創痍でたどり着いたあいの里の「pico ricci(ピコ リッチ)」でランチタイム。
疲れ切った身体に、焼き立てのベーグルと味わい深いパスタが染み渡る。実に美味しかった。
風に翻弄されながらも、これで石狩川を源流近くから河口まで走り切ることができた。
寄り道も含めて、実に味わい深い北海道の一幕となった。


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