(地球岬の激坂と快適な国道36号)
距離: 62.8km
獲得標高: 390m
正味ライド時間: 3h20m
天候: 曇りのち晴れ
気温:16℃/18℃
風:室蘭はやや強い向かい風、登別は微弱な横風、苫小牧は微弱な追い風
地球岬への寄り道と激坂の試練
朝、札幌6時53分発の「特急北斗4号」へ乗り込む。 この列車への乗車もこれで5回目。手慣れた手つきで愛車を収め、東室蘭を目指す。
せっかく室蘭へ来たのだからと、東室蘭から室蘭支線に乗り換えて母恋(ぼこい)駅へ。お目当ては名勝・地球岬だ。 しかし、駅から地球岬までの約2.8kmは最大斜度20%におよぶ激坂の連続。結局、ほぼ自転車を押して40分かけ、汗だくになりながら上り切った。

📷 母恋駅のレトロなホーム 寄り道の始点 地球岬の絶景を求めて、室蘭支線で途中下車する
辿り着いた地球岬の空は、あいにくのどんよりとした曇り空。 「わざわざ上ったのに……」と少し後悔もよぎったが、これもまた旅のいいアクセントだと自分に言い聞かせる。

📷 雲に覆われた地球岬からの太平洋 激坂の果て 押し歩き40分。曇天に苦笑しつつも、旅のアクセントとして胸に刻む
見覚えのある東室蘭から苫小牧へ
地球岬から坂を下り、東室蘭駅へと戻ってくる。 赤い出入口の駅舎。8日前の6月25日、ここから長万部へ向けてライドを開始した見覚えのある出発点だ。

📷 東室蘭駅の印象的な赤い出入口 記憶の起点 8日前に立った場所から、今度は東の苫小牧を目指して走り出す
今日はここから苫小牧まで60km強を自走する。 目的は、函館から千歳までの動線を自分の足で繋ぎ切ることだ。
東室蘭を出発し、国道36号から少し外れて登別港線へ入る。 海岸線に出ると、登別川の河口近くの浜辺にカモメの大群が羽を休めていた。波音とカモメの鳴き声が心地よい。

📷 登別川河口の浜辺に群れるカモメ 海辺の佇まい 静かな波打ち際で、羽を休める鳥たちの姿に心が和む
東室蘭を出て概ね20km、登別駅に到着する。 この区間は全体として平坦基調だが、登別周辺だけは小刻みなアップダウンが脚を削ってくる。

📷 アップダウンの先に佇む登別駅 新しい駅舎に変わっていて驚いた。
海沿いの絶景と北斗を追う鉄路
登別を過ぎ、虎杖浜(こじょうはま)駅へ。 駅舎を背景に写真を撮っていると、突然「列車が通過します」のアナウンス。慌ててカメラを構え、走り去る列車を捉えた。

📷 虎杖浜駅を通過する列車 偶然の切り取り アナウンスに慌ててカメラを構え、一瞬の通過シーンを捉える
このあたりから国道36号と室蘭本線の鉄路がぴったりと並走し始める。 絶好のシャッターチャンスを逃すまいと、カメラを首から下げた状態でペダルを漕ぎ進める。敷生川(しきいがわ)橋梁を渡る「特急北斗」の雄姿を見事にカメラに収めることができた。

📷 敷生川橋梁を駆け抜ける特急北斗 首下げカメラの成果 並走する鉄路を意識し、躍動感あふれる特急の姿を収める
11時を過ぎる頃には、どんよりしていた空が嘘のように晴れ渡ってきた。 陽光に輝く青い海を右手に眺めながら走る。実に視界がクリアで、目を喜ばせてくれる最高のロードロケーションだ。

📷 晴れ渡った青空と美しい太平洋沿いの国道 歓喜の海岸線 11時からの晴れ間。陽光に輝く海が走りの疲労を吹き飛ばす
途中で白老(しらおい)駅近くの「ウポポイ(民族共生象徴空間)」に立ち寄る。以前訪れた場所なので今日は外観の撮影のみ。 さらに進むと「白老ファーム」で馬の姿を発見。比較的近くから愛らしい姿を撮影でき、思わぬ癒やしを得た。

📷 ウポポイ(民族共生象徴空間)の記念撮影 思い出の再訪 かつて訪れた地に挨拶し、先を急ぐ

📷 白老ファームで佇む馬の姿 北の大地の出会い 間近で出会えた馬の瞳に、旅の疲れがすっと引いていく
快走の国道36号と動線の結実
特筆すべきは、今回の「東室蘭-苫小牧」区間の走やすさだ。 北海道の道にしては路面状態が非常に良好で、路肩が広く荒れも少ない。白の覆面パトカーが頻繁に取締りを行っているほど自動車も走りやすい道なのだが、自転車にとってもストレスなく速度を増し増しで巡航できる極上の快走路だった。
爽快に風を切り、無事に目的地の苫小牧駅前へゴールイン。
駅近くの「まちなか交流センター COCOTOMA」で遅めのランチをいただく。 注文したアジフライのワンプレートは、安くて非常に美味しかった。ほっと一息つきながら達成感が込み上げる。

📷 本日の目的地、苫小牧駅前に到着した愛車 動線の接続 函館から千歳までの線がつながり、達成感とともに今日を締めくくる
これで、函館から千歳までの長大な動線が見事にひとつに繋がった。 残る未走破区間は「あいの里公園-千歳」を残すのみ。そこを走り抜けば、今回の北海道ライドにおけるすべての動線が繋がる。
ゴールは見えた。 今日も無事に走り切れたことに感謝し、最後の行程へと想いを馳せる。


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