自転車旅 房総半島編/③2026-4-21 南房総→御宿(風を味方に、外房の荒海をゆく)

高山本線下原ダム湖 Bike trip

三日目は、追い風に背中を押されながら外房を北上する。
風を敵に回せば心が折れるような強風も、今日ばかりは最高の相棒だ。

  • 距離: 71.1km
  • 獲得標高: 610m
  • 正味ライド時間:3h45m
  • 天候: 晴れ
  • 風: 強い追い風(後にやや弱まる)

食べ過ぎの朝と、爆風の恩恵

ホテルでの朝食ビュッフェを堪能し、朝ドラを見てから8時34分に出発。
案の定食べ過ぎた体に、強い追い風がありがたい。
南千倉の海は荒れているが、ペダルを回さずとも進むほどの風を受け、国道410号へと合流する。

📷 出発直後の海岸 強い追い風。この風を敵に回したら、間違いなく心が折れていただろう。

📷 南千倉のサーファー 荒れる海と、風の恩恵。
冬の伊吹おろしで鍛えた耐性があっても、この風は強烈だ。

40年前の記憶と、鴨川の峠

国道128号を北上し、鴨川市街手前の峠とトンネルを越える。
昼食はガストで脚を休めた。
すぐ近くの鴨川シーワールドでは、修学旅行生たちの賑わいに40年以上前の学生時代、ここのプールで泳いだ記憶がふと蘇る。

📷 鴨川シーワールド入口 今も昔も変わらぬ人気。歴史ある観光地の賑わいに元気をもらう。

嬉しい「歩行者用トンネル」

鴨川から先はアップダウンが続く難所だ。
しかし、上総興津あたりの狭いトンネルには歩行者用の別穴が掘られており、
自転車でも安心して通行できる。
こうした配慮は、旅の緊張感を和らげてくれる。

📷 上総興津近くのトンネル 路肩のない恐怖を回避できる歩行者用トンネル。サイクリストには嬉しい設計だ。

月の砂漠と、御宿の由来

勝浦を過ぎ、本日の目的地・御宿(おんじゅく)へ。
「月の砂漠」の舞台として知られるこの町。
その名の由来は街道の宿場ではなく、鎌倉時代に北条時頼が宿泊したことにあるという。
歴史の深さに感じ入る。

📷 勝浦の小さな港 駅から海へ。遠くに見えるビル街が御宿だ。明日はあそこから峠越えが始まる。

📷 月の砂漠公園にて 加藤まさをが愛した町。砂浜に佇む像が、旅情を誘う。

ペンションでの夜と、漁火

今夜は浜辺近くのサーファー向けペンション。
リーズナブルで海外の方も利用する、自由な空気が心地よい。
スーパーで買い出しを済ませ、コインランドリーで装備を整える。
夜の浜に出ると、沖には漁火、頭上には星空が広がっていた。

📷 ペンション前の夜景 露光を調整すると、夜の海が昼間のように明るく写る。幻想的な一日の締めくくり。


振り返って

追い風のおかげで、後半の難所も無事に走り抜けることができた。
距離を短めに設定したのも正解だった。無理をせず、景色と歴史を味わうのが私の旅だ。

明日は房総半島最終日、九十九里浜100kmコース。
「風よ、明日も味方してくれ」 そう願いながら、早めに眠りについた。

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