常磐・太平洋岸北上編、スタート。 あの房総半島を巡る旅から3週間。5月17日、私の日本一周は再び銚子駅から動き出す。初日は利根川を渡って人生初の茨城県へと突入し、常陸国一宮・鹿島神宮の御朱印を目指す50kmの旅。
- 距離: 50.6km
- 獲得標高: 298m
- 正味ライド時間: 2h55m
- 天候: 晴れ(最高23℃、19時19℃)
- 風: 横風4m(体感は終始強めの逆風)
特急しおさいとの再会と、200gの決断
駅に降り立つと、そこは快晴の23℃。すっかり夏の陽気だ。 私をここまで運んでくれたのは、東京駅から乗ってきた特急『しおさい3号』。そう、4月22日にあの猿田駅で見かけたあの車両だ。
前回までは、1gでも荷物を軽くしたい「貧脚」の悲しい性(さが)で御朱印帳は持参していなかった。しかし、前回の旅から装備を諸々見直し、600gの軽量化。 浮いた分の余力を使って、御朱印帳(200g)とイヤホン(50g)をサドルバッグへ滑り込ませた。

📷 東京駅の特急しおさい3号。3週間前に猿田駅で見かけた奴との嬉しい再会。
念願のフカフカ定食と、利根川の洗礼
ペダルを漕ぎ出す前に、まずは腹ごしらえ、駅から徒歩3分の『吉原食堂』へ。
去年電車で訪れた際はなぜか閉まっていて、今回は念願のリベンジ訪問。
おじちゃんとおばちゃんたちが切り盛りする小ぢんまりとした店内は、すで満席。15分待って席へ。
お目当ての「魚フライ定食(税込1,000円)」は、フカフカでサクサク。
この安さでこの美味さはズルい。銚子に来たら行くべし。

📷 吉原食堂の魚フライ定食。リベンジ大成功のフカフカサクサク食感。

📷 吉原食堂の外観。駅から徒歩3分、地元感あふれる名店。
お腹を満たし、利根川に架かる大きな銚子大橋を渡る。遠くにポートタワーが見え、あちらが河口だと知る。橋を渡りきれば、人生初の茨城県だ。
気持ちよく利根川沿いの河川敷を進む。釣りを楽しむ人たちがチラホラ。
のどかで実にいい雰囲気……。
――と浸れたのは一瞬だった。
なんの前触れもなく、道が突然の未舗装(砂利道)に。
辻の変わり目ならまだしも、道の途中でいきなりガタガタになられては引き返すしかない。
やむなく国道に出れば、今度はトラックの轍(わだち)が酷すぎて路肩が走れない。
車には迷惑だろうが、安全のために道路の真ん中寄りを進む。道路管理者さん、何とかしてくれ!

📷 利根川に架かる銚子大橋。遠くのポートタワーが河口の目印。

📷 のどかな利根川沿いの道。この直後、突然の未舗装に泣かされることに。
タイムリミット30分前、鹿島神宮へ滑り込み
終始強めの横風(実質、逆風)にいたぶられたが、そこはフラット路。
半日走行の距離ということもあり、脚を売り切ることなく先へ進む。
最後の最後、神宮手前の段丘を上らされたが、16:00丁度に鹿島神宮へ到着!
受付終了30分前、見事にミッション達成だ。
御朱印帳に力強い文字が躍る。
香取神宮も行けばよかったかと一瞬後悔したが、欲張っていたら確実に御朱印には間に合わなかった。
これで大正解だ。
境内を歩いていると、楼門の裏側に現代彫刻のオブジェを見かけた。
厳かな空間に佇むアートが、妙に印象に残る。

📷 夕刻の鹿島神宮。ミッションだった御朱印も無事に拝受。

📷 楼門の裏側で見かけた現代彫刻。厳かな空間に佇む不思議なオブジェ。
ナイトミッション:個室での知恵比べ
夕食は安定のCOCO’Sで済ませ、今宵の宿『快活CLUB 124号鹿島店』へ。
ここで本日最後の試練。大切な相棒を入ロの風除室に置かせて貰えるよう頼むも、無念のお断り。
輪行袋へパッキング。鍵付き個室へと運び込んだ。
スペース的には問題ないのだが、前後の「分解・組立」にそれぞれ30分持っていかれるのが、貧脚の身体に地味に堪える……。
振り返って
終始逆風気味ではあったものの、距離も短くベースが平坦だったおかげで、脚を大きく削られることなく初日を終えることができた。
川沿いの未舗装トラップや轍の恐怖はあったが、それも含めて旅のスパイスだ。
さて、明日はいよいよ福島県へと突入、「140kmのロングライド」だ。
いわき湯本の温泉をエサに、明日に備えて早めに泥のように眠ることにしよう。


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