寄り道/2026-8-5 北海道博物館

高ボッチからの諏訪湖と富士山 Bike trip

(モエレ沼公園・北海道博物館・丘珠空港)

距離: 52.3km
獲得標高: 185m
正味ライド時間: 2h53m
天候: 晴れ 25℃/28℃
風: 南東の風 5m(向かい風)→ 東南東の風 4m(追い風)



モエレ沼公園の風と244段の階段

本日は気になっていた「北海道博物館」を目指してペダルを回すことにする。
ルートとしては、以前走った千歳~あいの里公園駅間の行程と重複する部分が多い。
行きは南東からの5mの逆風。
身体を伏せ、風の抵抗を受け止めながら黙々とペダルを漕ぎ進める。

途中で立ち寄ったのは「モエレ沼公園」。
広大な敷地にそびえ立つモエレ山を目指し、愛車を置いて階段を上る。
一段一段噛みしめるように数えてみれば、山頂までのステップはちょうど244段あった。
もともとはごみの不燃遺物や建設残土で作られた人工の山だが、こうして見事なランドスケープとして再生され、市民の憩いの場に活用されているのだから実に面白い。

息を切らせて到着した山頂からは強風が吹き荒れていた。
湿度60%のしっとりとした空気が立ち込め、遠くの景色は白く霞んで見えない。
だが、どこかSF的な造形美を感じさせる公園全景を見下ろす時間は心地よいものだ。

📷 どこか異国情緒を漂わせるモエレ沼公園の入口 アートと緑の融合 彫刻家イサム・ノグチの情熱を感じつつ、モエレ沼の敷地へ足を踏み入れる

📷 モエレ山の山頂へと続く果てしない階段 244段のステップ 残土とゴミで出来た人工の山を上る。数え上げた244段の先にある景色を目指して


北方と南方の交差点、そして鉄道網の歴史

モエレ沼を後にし、目的地の「北海道博物館」へと到着。
流して見て回るだけでもゆうに2時間はかかるほどの膨大な展示内容で、実に実に濃厚で見応えがある。ちなみに一般入場料は800円だが、65歳以上は無料というのが何ともありがたい。

📷 北海道博物館正面

館内に入ってまず目を引くのが、雄大なナウマンゾウの骨格標本だ。
北海道にはかつて、北方シベリアから渡ってきた「マンモス」と、南方本州から渡ってきた「ナウマンゾウ」の両方が棲息していたという。
ナウマンゾウの時代は本州と北海道が地続きであったのに対し、マンモスの時代は海で離れていたため、マンモスにとって北海道は南限となったようだ。
動植物を含め、北海道はまさに北方文化と南方文化が交差する「北と南の交差点」であったのだろう。

📷 時空を超えて出迎えてくれるナウマンゾウの骨格標本 北と南の交差点 マンモスとナウマンゾウが共に生きた太古の北海道に思いを馳せる

さらに興味深かったのが、明治から昭和初期にかけての鉄道網の展示だ。
かつては石炭や鉄鉱石を運搬するため、道内の至る所に緻密な鉄路が敷設されていた。
廃線跡だらけとなった今の北海道からは想像もつかない賑やかさだ。
ふと先日走った「湧網線」が路線図に描かれていないことに気づき確かめてみると、湧網線の全線開通は昭和28年。
鉄道の歴史としては比較的新しい部類に入るのだと知り、ひとつ膝を打った。

📷 縦横無尽に鉄路が張り巡らされていた往時の北海道鉄道網 鉄路の盛衰 石炭と鉱石を運んだ無数の路線。湧網線の全線開通が昭和28年という新発見を得る


絶品ランチと丘珠空港への寄り道

博物館で知的好奇心を存分に満たした後は、待ちに待ったランチタイム。
帰路の途中に位置する「リーヴココプラザ」内の「寿司屋 吉里吉里(きりきり)」へ滑り込む。
注文した和定食は、赤魚の粕漬けの焼き魚がメインで990円。
脂の乗った香ばしい赤魚に粕漬けの風味が絶妙にマッチし、文句なしに美味しかった。

📷 吉里吉里で味わう赤魚の粕漬け焼き魚定食 至福の和食 香ばしく焼き上げられた赤魚の粕漬け。990円で味わう大満足のランチ

お腹を満たした後は、追風4mの心地よいアシストを受けながら少し寄り道をして「丘珠空港」へ。
隣接する丘珠空港緑地公園のジョギングコースを眺める。
自転車の進入禁止なのが玉に瑕だが、伊丹空港のように頭上スレスレを飛び去る飛行機を間近で拝めるポテンシャルを秘めている。
2030年に向けて改修計画がある様だ。
今後、便数の増加や中型機の就航などが進めば、大化けする人気観光スポットになると思うのだが。

📷 滑走路の傍らに広がる丘珠空港緑地公園 大空へのロマン 頭上をかすめる飛行機に思いを馳せる。自転車進入禁止だけが実に惜しい

強い向かい風に苦しめられた往路だったが、歴史のロマンに触れ、美味しい魚を味わい、帰りは追い風に乗るという充実した1日となった。

さて、次はどこへ寄り道をしようか?

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