(石狩川を下って)
距離: 100.2km
獲得標高: 320m
正味ライド時間: 5h10m
天候: 晴れ時々曇り
気温:18℃/23℃
風:向かい風(4m)
特急オホーツクと試練の座席スペース
札幌6:52発の「特急オホーツク1号」に乗り込み、上川駅を目指す。 指定席は2号車1C。窓側席が空いていたため最後部スペースに輪行袋を滑り込ませたが、旭川を過ぎると満席となり、やむなく通路への移動を余儀なくされた。

📷 特急オホーツク1号車内の輪行袋 狭小な居場所 最後部スペースに収めたものの、満席で通路へと追いやられる
上川駅到着時、列車は12分の遅れ。乗り換え予定のバスに間に合うかヒヤヒヤさせられたが、上川森のテラスから9:30発の道北バスに無事乗車できた。 乗客はわずか2名。クレジットカードのタッチ決済が使えるのが地味にありがたい。

📷 上川森のテラスで待機する道北バス ギリギリの接続 列車の遅れに気をもんだが、無事に乗り込み安堵する
層雲峡の郵便局前で自転車を組み立て、ペダルを踏み出す。 層雲峡からの石狩川下りは15年ほど前にも走ったことがある。当時は旭川で一泊し、旭山動物園や三浦綾子記念館を訪ねたものだが、今回は札幌との中間点である深川を目指す。
青空の下、軽やかな気持ちで旅が始まった。

📷 層雲峡の入口表示板前に佇む愛車 再訪の地より 15年ぶりの石狩川下りへ向けて、いざ出発
下り坂の逆風とサイクリングロードの謎
層雲峡をあとにし、石狩川に沿って坂を下っていく。 連日の雨の影響か、川は激しい濁流となって勢いよく流れていた。

📷 激しく流れ落ちる石狩川 大河の躍動 豊かな水量を湛え、轟音を立てて流れ下る
本来なら下り坂で爽快に飛ばせるはずなのだが、正面から吹きつける強い逆風に阻まれる。 道端にはサイクリングロードが並走していたが、「羆出没注意」の看板に気圧されて最初は素直に国道を走った。

📷 まっすぐに下る国道と並走する道 爽快と試練 下り勾配の快感と、真っ向から立ちはだかる逆風

📷 残雪の山並みを背景にした一枚 季節の残像 6月の北海道。山に抱く白い雪が残暑とは無縁の春を告げる
愛別町に入ると急に視界が広がり、国道を離れて石狩川の堤防道路へ。 クラックも轍もなく実に走りやすい道だったが、突如として行き止まりにぶち当たる。少し引き返し、腰にカプサイシンスプレーを装着し直してサイクリングロードへ足を踏み入れた。
走ってみて驚いた。車道にあれほど苦しめられたクラックや段差が、サイクリングロードにはほとんど存在しないのだ。 車道より簡素な造りのはずなのに、一体なぜなのか。首をかしげつつも快適な走りを満喫する。 途中で2人のサイクリストとすれ違い、「この先に熊はいないな」と静かに胸を撫で下ろした。

📷 静かなサイクリングロード 快適な抜け道 クラックのない極上の路面に戸惑いつつペダルを進める
旭岳の遠望と神居古潭
比布町に入ると、遠くに雪を残した旭岳がその姿を現した。 8日前、塩狩峠へ向かう途中に目にして以来の再会だ。北の大地のスケール感を改めて実感する。

📷 比布町から望む残雪の旭岳 帰ってきた景色 8日前に見た雄姿に再び出会い、胸が熱くなる
70km地点の旭橋に到着。セイコーマートで軽めの昼食を済ませ、国道12号へ復帰。相変わらずの向かい風を突いて深川を目指す。

📷 旭川のシンボル・旭橋 折り返し地点 ここでひと息入れ、後半の風立ち向かう準備を整える
道中、アイヌの聖地として知られる神居古潭(カムイコタン)を通過する。 神聖な地でありながら、近年は嫌な事件で名が知られてしまったのが悲しい。静かに合掌し、先を急いだ。

📷 神居古潭の景勝地 聖地の静寂 古くからの歴史に思いを馳せ、静かに手を合わせる
今日の終点は深川駅
強風に足を削られながらもペダルを回し続け、無事に100km先の深川駅へ滑り込んだ。
逆風との戦いはなかなか骨が折れたが、絶景と快適なサイクリングロードに恵まれ、終わってみれば実に気持ちの良いライドだった。
札幌と北の大地を結ぶべく動線が、またひとつ伸びた。 今日も無事に走り切れた。それだけで十分満足だ。

📷 深川駅前に立つ愛車 100kmの完走 強風を突いて走り抜き、無事ゴールへ辿り着いた


コメント