自転車旅 北海道渡島-胆振-日高編/③2026-6-29 森→函館

Bike trip

(駒ケ岳の満喫と噴火湾沿い完結)

距離: 50.8km
獲得標高: 320m
正味ライド時間: 2h50m }天候: 晴れ
気温:19℃/22℃
風:大沼トンネルまで概ね追い風、トンネル以降は向かい風



リベンジの駒ケ岳と出発

大人の休日倶楽部パスは2枚目に入る。 今日は森駅から函館駅を目指す、噴火湾沿い完結ライドだ。

今日、駒ケ岳は姿を現してくれるだろうか。 道南を除く全道で天候不良の予報が出ているが、Windyアプリでピンポイントの雲量を調べると駒ケ岳周辺は「20%」。今日を逃せばチャンスはないと腹を括り、決行を決めた。

📷 2枚目の大人の休日倶楽部パス 旅の後半戦 パスを相棒に、噴火湾沿い完結を目指して道南へ

森駅で乗ってきた特急北斗4号を見送り、跨線橋へと上がる。 視線の先には、雲ひとつない雄大な駒ケ岳の姿がバッチリと佇んでいた。Windyの予報は見事に的中だ。青空と澄んだ海が広がる最高のコンディションの中、胸を躍らせてペダルを踏み出す。

📷 森駅で静かに見送る特急北斗4号 爽快な旅立ち 美しく晴れ渡る海と空の下、ライドの幕が上がる

📷 森駅の跨線橋から仰ぎ見る駒ケ岳 リベンジ達成 くっきりと全貌を現した雄姿。今日という日を信じて良かった


チャイニーズチキンと大荒れの国道5号

森駅をスタートし、国道5号の緩やかな坂(斜度3〜4%)に突入する。 前日が自転車メンテナンスの休足日だったこともあり、脚の回りは驚くほど軽い。臀筋と股関節を意識しながら慎重に軸を保ち、大汗をかきつつ約8km地点のピークを余裕でクリアした。

そこからの下りだが、国道5号の路面状態は大荒れ。概ね7割が悪路という過酷なコンディションで、クレーターやギャップに神経をすり減らしながら慎重に下っていく。

森駅から15km地点、超人気と噂の「ラッキーピエロ 森町赤井川店」へ滑り込んだ。 人里離れた辺ぴな場所にあるが、ちょうど昼時ということもあり店内レジには20人ほどの行列ができていた。

20分ほど待って名物の「チャイニーズチキンハンバーグセット(1,144円)」にありつく。 甘辛いゴマ油風味の鳥唐揚げが挟まれたハンバーグに、とろけたチーズとドミグラスソースが絡むフライドポテト、そして烏龍茶。濃厚な味わいが身体に染み渡る(大泉洋氏おすすめのエッグバーガーも気になったが、それはまた次の機会に)。

📷 ラッキーピエロのチャイニーズチキンハンバーグセット 道南の名物 行列の末に味わう濃厚な旨味。疲れた身体にエネルギーが充填される

お腹を満たした後は1kmほど走り、道道43号へ折れて大沼公園へ。 湖面に映り込む逆さ駒ケ岳の絶景を堪能する。芝生でピクニックを楽しむ人や、レンタサイクルで散策する観光客の姿が心地よい。 途中で立ち寄った「沼の家」では、今度は胡麻とみたらしのセットを購入。満腹なので帰りの列車の中での愉しみに取っておくことにする。

📷 大沼公園の湖面に美しく映える駒ケ岳 絵画のような情景 穏やかな湖面と雄峰。ゆったりとした時間が流れる

📷 沼の家の伝統的な折箱 帰路のお愉しみ 今回は胡麻とみたらし。列車の中での楽しみにバッグへ潜ませる

公園を去る前、どうしても撮りたかった「小沼と駒ケ岳、特急北斗8号、そして愛車」の一瞬をカメラに収めるため少し時間を費やした。納得のいく構図が撮れ、満足感に包まれる。

📷 小沼と駒ケ岳、特急北斗8号、そして愛車の共演 至高の一瞬 粘った甲斐のあった一枚。旅の記憶が鮮やかに切り取られる


荒れた下り坂と函館港の歴史

大沼をあとにし、国道5号へ復帰してすぐ「大沼トンネル(744m)」へと入る。 長いトンネル内は車道を避け、小石が散らばる幅広の歩道をパンクに警戒しながらゆっくりと進んだ。

トンネルを抜けるとここからは待望の下り区間……のはずだが、トンネルを境に風向きが一変して強い向かい風となり、相変わらず道路も荒れ放題だ。楽しいはずの下りライドだが、一刻も気を抜くことができない。

📷 大沼トンネルの長い洞門 慎重な走行 暗闇と小石に注意を払い、歩道を静かに通り抜ける

下り切って五稜郭のお堀を通過し、いつも立ち寄る函館港の「新島襄渡航碑」へ。 近くに佇むブロンズ像と静かな海に思いを馳せ、青函連絡船・摩周丸が浮かぶ函館港の情緒を噛みしめる。

📷 歴史を刻む五稜郭のお掘り 北の城郭 荒れた下りを耐え抜き、静かなお堀の佇まいにひと息つける

📷 函館港に佇む新島襄渡航碑 旅の立ち寄り所 幕末の志士に思いを馳せる、いつものお気に入りの場所

📷 函館港に繋留される青函連絡船摩周丸 歴史の残り香 北と南を結んだ鉄路と航路の記憶に浸る


噴火湾沿いライドの完結

夕刻、無事にゴールの函館駅へ到着した。 これで噴火湾沿いを繋ぐライドが見事に完結した。

📷 夕刻の函館駅前に佇む愛車 噴火湾完結 無事に走り抜き、達成感とともに札幌への帰路へつく

帰路は「特急北斗17号」に乗り込み、札幌のベースキャンプへと戻る。 車内で「沼の家」の胡麻みたらしだんごを頬張りながら、今日一日の行程を愛おしく振り返る。

いつもより少々遅い帰着とはなったが、心配された天候にも奇跡的に恵まれ、最高のロケーションの中で走ることができた。

今日も無事に走り切れた。北の大地に感謝を。

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