自転車旅 北海道渡島-胆振-日高編/②2026-6-27 長万部→森

Bike trip

(駒ケ岳の雲と名物いかめし)

距離: 62.7km
獲得標高: 355m
正味ライド時間: 2h54m
天候: 晴れ
気温:22℃/24℃
風:風微弱(2〜3m 不規則)



雨の札幌脱出と好天の長万部

朝のあいの里公園駅はしとしとと雨が降っていた。 いつもの6時11分発の列車に乗り込み、今日のスタート地点である長万部を目指す。道南の晴れ予報を信じての出発だ。

📷 雨の降りしきるあいの里公園駅ホーム 雨からの逃避 札幌の雨を背に、晴れの予報を信じて道南への鉄路につく

10時、長万部駅に降り立つと、期待通りの眩しい日差しが迎えてくれた。 気温はすでに22℃。肌寒かった昨日までとは一転して暑いほどで、着ていたベストもレッグカバーも脱ぎ捨てて走り出す。

平坦基調の道で滑り出しのフィーリングは上々だ。 相変わらずクラックやクレーターのような窪みは多いが、行程の半分ほどは極めて路面状態は良く、そこは実に快適にペダルが回る。

📷 快晴の長万部駅前で走り出す準備 夏の陽射し 暑さにベストを脱ぎ捨て、絶好のライド日和の中をスタート


濁流の川と気まぐれなシャッターチャンス

長万部から30kmほど走り、八雲大橋に到着する。 橋の上から見下ろす川は、今朝方までの大雨を物語るように凄まじい濁流と化していた。ここでようやく現れたセイコーマートに滑り込み、冷たい飲み物で一服入れる。

📷 八雲大橋から見下ろす濁流の川 大雨の爪痕 今朝までの激しい雨を物語る濁流。セイコーマートで胸をなで下ろす

噴火湾沿いは鉄路がぴったりと並走しており、絶好の撮影スポットが幾度となく現れる。 道中、警報機が鳴り響く音に気づき、慌ててカメラを構えた。普段なら間に合わないことが多いのだが、この時は奇跡的に間に合い、走り去る「特急北斗」の姿をフレームに収めることができた。

📷 踏切を駆け抜ける特急北斗 一瞬のシャッターチャンス カンカンと鳴る警報機に反応し、奇跡的に捉えた一枚


雲に隠れた駒ケ岳と森駅への到達

石倉のあたりまで来ると、前方には雄大な駒ケ岳の姿が見え始める……はずだった。 しかし、見上げる山頂は分厚い雲の中にすっぽりと覆い隠されている。

📷 石倉付近からの見晴らし 隠された全貌 姿を現し始めた駒ケ岳。しかし山頂は気まぐれな雲の中

森駅の間近、海沿いの区間で「特急北斗11号」を再び捉えて撮影。 だが、その背後に聳える駒ケ岳の雲が最後まで晴れることはなかった。「またここへ来い」という北の大地からのメッセージなのだと納得することにする。

📷 海沿いを走る北斗11号と雲を被った駒ケ岳 次回への宿題 最後まで雲は取れず。再訪を誓いながら列車を見送る

ほどなくしてゴールの森駅へ到着。 60km強の短いライドだったが、じっとりと汗をかいた。函館まで足を延ばすことも考えたが、美しい駒ケ岳の姿を拝む楽しみは次回の旅にとっておくことにしよう。

📷 無事に走り切った森駅前 ショートライドのゴール 心地よい汗を拭い、今日の一程を締めくくる


現地で味わう元祖いかめしの真実

森駅に来たからには、やはり「元祖森のいかめし 柴田商店」へ立ち寄らねばならない。 全国の物産展や駅弁フェアの常連であり、決して珍しい食べ物ではないが、やはり現地で買い、その場の空気とともに味わうのが一番美味い。

📷 元祖森のいかめし 柴田商店の店頭 本場の味 どこでも買える名物だからこそ、現地で味わう贅沢がある

小ぶりなイカが2匹入って1,450円。森駅で自転車を輪行袋にしまっていると地元のお年寄りが話しかけてきて、こんなことを言っていた。 「森町ではイカ飯なんて皆、家で作るもんだよ。」

「もち米に味がしっかり染み込むには、肉薄の小さめのイカが一番適しているんだ。」と森町出身の母親を持つ札幌のベースキャンプの主は、そう言って後日、手造りイカ飯を振舞ってくれた。

なるほど、この小ぶりなサイズにはしっかりと理にかなった理由があったのだ。 もち米の詰まった柔らかいイカを噛みしめながら、北の食文化の奥行きに深く感心した。

今日も無事に走り切れ、美味いものにも出会えた。満足のいく一日だ。

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