(ソフトクリームと北大博物館の記憶)
愛車のメンテとソフトクリームの謎
雲ひとつない爽やかな晴天。 絶好の自転車日和ではあったが、連日の走りで疲れた身体を労わるべく、今日はペダルを回さない「休足日」とすることにした。
朝のうちにチェーンへの注油など、愛車の軽めのメンテナンスを済ませる。 メンテナンスを終え、ご褒美に向かったのは「ロイズ あいの里公園店」だ。すっかり病みつきになりかけているミルクソフトクリームを注文する。
ふと疑問に思った。先日立ち寄った工場直営店(ロイズ カカオ&チョコレートタウン)のソフトは480円だったが、ここあいの里公園店は420円。この60円の差は一体何なのだろう。
店員さんに尋ねてみると、実に納得の回答が返ってきた。 工場直営店のソフトには、脂肪球が大きいジャージー牛の生乳が使われているのだという。なるほど、思い返せばあちらのほうがどこか濃厚でミルキーなコクがあったように感じる。そんな細やかなこだわりを知るのも旅の面白さだ。

📷 ロイズ あいの里公園店のアイスクリーム 味覚の比較 価格と牛乳の違いに納得。爽やかな甘みがメンテ後の身体に染み渡る
歴史を醸す北海道大学総合博物館
午前中の散策を終え、札幌中心部へと向かい「北海道大学総合博物館」を訪ねた。
重厚で立派な歴史的建造物がどっしりと佇んでいる。 館内に足を踏み入れると、大学が長年積み重ねてきた膨大な研究成果や膨大な標本群が展示されており、その圧倒的なスケール感に思わず息をのむ。 ふと周りを見渡すと、海外からの個人旅行客の姿もちらほら見受けられた。各国の観光案内やガイドブックでも隠れた名所として紹介されているのだろうか。

📷 重厚な佇まいを見せる北海道大学総合博物館 知の殿堂 札幌の真ん中に佇む、圧倒的な歴史と研究の集積地
館内を進むと、一際目を引く大きな骨格標本が現れた。 2019年に新種として正式に認められた「むかわ竜(カムイサウルス・フコイイ)」の全身骨格標本だ。先日、鵡川の地を自走したばかりということもあり、時空を超えてこの地で出会えたことに不思議な縁を感じる。

📷 迫力あふれるむかわ竜の全身骨格標本 太古との交差 先日駆け抜けた鵡川の地に思いを馳せ、太古のロマンを見上げる
マンモスの南限とブラキストン線
続いて、巨大なマンモスの模型標本の前で足を止める。
マンモスといえば「北海道が南限」であったことで知られる。 同じくヒグマの生息南限でもあることから、ふと「ブラキストン線(津軽海峡)」のことが頭をよぎった。
しかし、よくよく考えを巡らせてみれば、氷河期の時代、北海道は津軽海峡によって本州とは分断されていたものの、北のサハリンやシベリアとは完全に地続きだったのだ。北から渡ってきたマンモスやヒグマがこの地に留まった歴史の必然に、一人深く頷く。
ふと、2005年の「愛・地球博」で展示され大きな話題となったロシアの永久凍土のマンモスを思い出した。 毛もくじゃらな姿で目の前に現れた標本だったが、あれが一万年以上も昔の姿だったとは、当時はどうにも現実味が湧かなかったものだ。こうして北の大地で歴史の系譜を辿ることで、ようやく自分の中で時空が繋がったような気がした。
ペダルを踏むのとはまた違う、知的好奇心に満たされた豊かで静かな休日。
しっかりと身体を休め、明日からのラストライドに向けて気力も満タンだ。 今日も良い一日だった。感謝を。

📷 リアルに再現されたマンモスの模型標本 北の大地の系譜 サハリンと地続きだった太古に思いを馳せ、悠久の歴史に浸る


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