伊豆半島を巡る旅、最終日。 雨の予報に気を揉みながら、最後の大門「婆娑羅峠」と、西伊豆の険しいトンネル群に挑む。
- 距離: 47km
- 獲得標高: 827m
- 実走行時間:2:50
- 天候: 曇り
- 風: 東よりの風強し(山中・西伊豆は微風)
不安な空色の下、最後のひと風呂
朝5時前。宿の外を見ると、空は鉛色で今にも降り出しそうだ。
金谷旅館 で最後のひと風呂を浴び、心身を引き締める。念のため雨仕様の服装を整え、6時40分に出発した。

📷 朝5時前の宿の外観 鉛色の空。雨に降られず走りきれるか。
婆娑羅峠、救いの勘違い
走り出して7kmの観音温泉口から傾斜が増す。
ヒーヒー言いながら上っていると、不意に「つくし学園」のバス停が現れた。
宿から峠まであと17kmだと思い込んでいたが、実は13kmだったのだ。
この4kmの差が、憔悴していた心にパッと灯をともしてくれた。「あと少しだ、頑張ろう」。

📷 つくし学園入口にて 嬉しい勘違い。ここから心が少し軽くなった。
婆娑羅トンネルを抜け、松崎へ一気下り
婆娑羅峠も無理せず、歩きと休みを交えて上りきった。
トンネルを抜ければ、県道下田松崎線を一気に駆け下りる。
ヒンヤリとした空気が心地よく、那賀川の自然豊かな景色が目に飛び込んできた。

📷 松崎町・那賀川付近 トンネルを抜け、一気に街へ。自然が多く残る美しい川だ。
西伊豆の難所、トンネルの連続に耐えて
松崎を過ぎ、第二の難所と予想していた黄金崎トンネル(964m)へ。
ここは平坦で無難に通過できたが、本当の地獄はその先にあった。
クリスタルホテル前から恋人岬入口までの上りだ。
急な上り勾配のトンネルが続き、抜かれる車に怯えながら、もがき、ふらつきながら進む。疲れ切った身には、今日一番の試練だった。

📷 恋人岬入口 上りきった。あとは土肥温泉まで、ほぼ下るだけ。
土肥到着、そして完走のご褒美
11時、予定より大幅に早く土肥フェリー乗り場に到着。
今回は時間の都合で土肥湯元温泉は諦めたが、
その代わりに清水へ渡り、魚河岸食堂街へ。「とろ4種丼」を自分へのご褒美にした。

📷 清水魚河岸食堂街のトロ丼 完走した者だけが味わえる、最高のご褒美。
最後に一言
とにもかくにも、伊豆半島を無事に巡りきることができた。
この険しい道のりを走り抜けたことは、これからの「分割日本一周」への大きな自信になった。
次は、さらに険しい道が立ちはだかるのか? それとも見たことのない絶景か。
何歳になっても、この「動線」を繋いでいく楽しみは尽きない。


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